日本の子どものストリートサッカーの特徴について「ストリートサッカーを普及させる方法 その3」に「おもいっきり蹴っているだけで、対人プレーをしている子どもはそれほど見かけない」と書いたが、全国くまなく子どもを観察しているわけではないので説得力がない。というわけで、日本の子どものストリートサッカーについての記述のある本を探してみました。
この手のサッカーは、日本では100%目にすることはできない。これは、ブラジル、リオデジャネイロでのフリーサッカーのワンシーンである。危険であるとか、ないとかの議論はどちらかにお任せするとして、ここでは、陸橋サッカーに興じていたサッカーボーイたちの技術に触れてみたい。ご覧のように手すりは低く、5メートル以上も下の道路には、何台もの車が、それも、かなりのスピードで走っているのである。我々日本人としては、とにもかくにもボールが道路に落ちはしないか、気になるところであったのだが、30分程も見ていたのだが、彼等は全くボールを下に落とさずにゲームを楽しんでいたのである。そして、その理由は、彼らのゲームがドリブル中心で、しかも子どもたちの技術が高かったから、なのであった。ここで使われていたボールもゴムのカルカルボールであったから、日本のサッカー少年たちであったら、アッという間もなくボールを下に落としていたに違いない。なぜなら、日本の子どもたちのゲームはキックが中心であり、何度か蹴っているうちに軽いボールは手すりを越えてしまうだろうからである。ところが南米のサッカーボーイたちは、殆どドリブル、全部ドリブルといってもいいほどにドリブル中心のゲームをしている、このあたりが日本のサッカー少年とは大いに異なるところでもある。陸橋の上でも平然とフリーサッカーを楽しんでいられるのは、あるいは、“そんな簡単にはボールは下に落とさない”という自信のなせる業なのかもしれない。
宮崎昇作、須田芳正『やってみよう!フットサル 心と体が元気になる自由なサッカー 』東洋館出版社、2004年、47頁
「フリーサッカー」とは宮崎昇作氏の造語。「ストリートサッカー」を道路でやるサッカーに限定し、遊びのサッカー全体を「フリーサッカー」と独自に呼んでいる。
以前に紹介した、サッカーの授業、休み時間の小学生。
また,遊んでいる男子もよく見ると,転がってくるボールをただ前にけっている子どもが多くいました。ボールを止める。ドリブルする。パスをする。そんな姿が見られません。楽しかったけれど,サッカーの技能が身についていなかったのです。
しかし,運動場でサッカーをやっている子どもたちの様子を見ていると,次の点が気になってくる。
- 一部の男子が主にボールをけっている。
- 女子の参加が少ない(遠くで見ていることもある)。
- 来たボールを思い切りけっている子どもが多い。
どちらも、自分とおおむね同意見のようだ。
できれば全国の人に、地元の子どもはどのようなストリートサッカーをやっているのか教えてほしい。ボールを蹴とばしているだけか、ミニゲーム中心か、巧みなフェイントを持っているのか、年齢構成などを教えてほしい。外で遊んでいる子どもが何をしているのかも知りたい。サッカーよりも他のスポーツ(野球、バスケ、テニス、アメフトなど)をしている子どもが多いとか、遊んでいる子ども自体見かけないとか、遊んでいる場所とか、そのようなことを教えてください。



いい加減に推測すると、未就学でサッカーに熱中すると、
・同年代ではキック力に差があるといっても多寡がしれている上、上の世代とはどれほど練習しても埋めきれない差がある
・同年代ではパスがつながらないし、トラップもできない
・上手な子にパスを出すとそのまま一人でドリブルされるし下手な子にパスを出すとすぐに相手ボールになってしまう
・そもそも「ゴールを奪う」サッカーではなくチームも敵味方もない「ボールの取り合い」を楽しむことが多い
・チームワークとか協調性とかを云々される機会が少ない
・同年代で同程度の練習相手に恵まれる機会が少ない
・顔にボールが当たると泣き出す子がいる
などなどの理由で、ドリブルなどの個人技から磨きをかけていくのではないかと思います。
(逆に、ドリブルなどが上手な子がサッカーを楽しいと感じる、のかもしれません)
一方、就学後にサッカーを始めると、ドリブルなどでは追いつけないと感じてキック力勝負に持ち込もうとするのではないかと。
授業の様子や、放課後や土日に子どもと遊ぶときに
よくサッカーをしますが、やはり、
・トラップ→蹴る
・トラップしないで蹴る
がとても多く、ドリブルはあまりやりません。
サッカー少年団の子もほとんどがそうでした。
個人的にはフリスタや足技が好きで練習している
ので、子どもと遊ぶときもストリートサッカーに
近い遊びをしています。
今では少しずつ相手を抜く面白さを分かって
きたようで、変化があり嬉しいです。