2006年05月25日

ブラジルより日本の子どものほうがサッカーが上手い!?

『フットサルマガジン ピヴォ!』Vol.35の市原誉昭、岸本武志の対談記事は多くの日本人のブラジルサッカーに対する印象を覆すエピソードが満載でした。ちなみに両氏とも小学校卒業後、ブラジルに渡り、10年前後、向こうでサッカー、フットサルをやっていた。

Pivo!  最初にチームに行ったときって、日本人だからなんか言われたりするんですか?
市原  日本人のほうがうまい。13とかは。
岸本  うん。全然余裕でできましたもんね。最初はみんなうまいと思ってたんです、リフティングとか。日本でもリフティングとかできてるのがうまいとされてたんですよ。でも、全然ヘタクソでほんま片足しか蹴れへんとか、デカイから試合で使われてるとか。でも歳重ねてくると試合で結果出してくるんですよね、勝負強いというか。

Pivo!  フットサルはサッカー選手を育てるために教えていると?
市原  そうだと思う。まずやらなきゃいけないのは重たいボールでしっかり練習させてっていう感じ。サッカーでリフティングをバカみたいにしてなさいっていうのはなかった。フットサルから入り、そこでしっかり技術を覚えてって感じだね。
岸本  ブラジル人は、シュート好きですよね。なんか日本は2人揃ったらリフティングしてとかいうイメージだったんですけど、向こう行ったらひたすらシュー練とかシュートし合えとか。2人だけなのに手使わんでひたすら。
市原  そうそう。フットサルコートがあってハーフにわかれて、お互いのゴールに打ち合うの。だけど、手を使っちゃいけないの。わかる? ずっとひたすらシュートの打ち合い。俺もやってた。練習の前とか。
Pivo!  どのくらいまで出ていいんですか?
市原  お互いのハーフラインまで行っていいんだけど、そこでシュートミスしちゃうとポーンって決められちゃうから。おもしろいよ。
岸本  そういう駆け引きを自然にね。
市原  リフティングとかパス回しとかしないね。
岸本  全然。でも、どっちがいいかって今考えると、やっぱり結果出せるのはそうなんやなとか。

「スペシャル対談 市原誉昭 岸本武志 ブラジルは絶対的なものとしてある」『フットサルマガジン ピヴォ!』Vol.35、2006年2月14日発行、50、51頁

「日本人のほうがうまい。13とかは」

これはちょっとビックリ。にわかに信じられない。リフティングに関しては日本の方が上手いのか、それとも、パスやドリブル、シュートなども日本の方が上手いのか。この対談記事ではよくわからない。

「リフティングとかパス回しとかしないね」

【指導指針】リフティング、フリースタイルはほどほどに」にブラジル人がストリートサッカー(遊びのサッカー)のときにリフティングをするのは一人のときだけ、というエピソードをいくつか引用しているのだが、市原、岸本対談によると練習時間もリフティングをやらないようだ。

ブラジルの子どもより日本のサッカークラブなどに所属している子供のほうがリフティング練習をしていて、なおかつ上手いかもしれない。ということは日本のサッカーを本格的にやっている子どもは世界で一番リフティングが上手かもしれないのだ。リフティングは世界一かもしれないが、日本はサッカーの強豪国ではない。リフティング練習を今以上やっても、強豪国にはなれないだろう。だからリフティング練習をすることを煽るような「リフティング検定」は愚策としかいいようがない。リフティング以外の何か(リフティング以外のすべてのサッカーの要素かもしれない)がもっとレベルアップしないと強豪国にはなれないのに。

「向こう行ったらひたすらシュー練とかシュートし合えとか」

ストリートサッカーを普及する方法 その3」にブラジル人のストリートサッカーはドリブル中心で相手を翻弄するのがメインでゴールはおまけみたいなもの、というエピソードを引用しているが、以前に引用したものと違い、ストリートサッカーのときもシュートをするのが好きなのか。それとも、ストリートサッカーのときはドリブルがメインで、練習前や練習ではシュートばかりなのか。

posted by tak at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍、新聞等のメモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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